ドン・キホーテ 電子コミックス 読みまくリーダー (7)
ドン・キホーテがまた変な製品を発表しました。アスペクト比4:3、いわゆるiPad miniと同じサイズ感のAndroidタブレット。その名も「電子コミックス 読みまくリーダー」と抜群のダサいネーミングでむしろ購買意欲が上がります。

定価9980円という安さは魅力的ですが、カタログスペックを見る限り不安しかありません。

「電子コミックス 読みまくリーダー」の主なスペック

  • OS:Android 8.1 Go Edition
  • CPU:MediaTek MTK8163
  • ディスプレイ:7.85 インチ(1024×768)液晶
  • RAM:1GB
  • 内部ストレージ:16GB
  • アウトカメラ:500万画素
  • インカメラ:200万画素
  • バッテリー容量:3500mAh
  • サイズ:横137.2×縦195.7×厚さ9.1mm
  • 重さ:335g
  • その他:microSDXC(最大64GB)、2.4GHzWi-Fi(802.11b/g/n)、GPS、加速度センサー

実機を触ったところ、5GHzのWi-Fiに対応していること。FMラジオを搭載していることがわかりました。

基本スペックは以上の通りです。誰がどう見てもローエンドでヤバい。2019年後半にこんな製品がまだ日本に入ってくるのかと驚きを隠せません。

1GB/16GBってところがヤバさの根源かと思います。今どき1万円台のSIMフリースマホでもRAM 2GBは当たり前です。後述しますがシステムを確認したところAndroid Go Editionを搭載していました

パッケージがヤバい

ドン・キホーテ 電子コミックス 読みまくリーダー (1)
一般的なPCやスマートフォンメーカーが販売するタブレットの化粧箱とは似ても似つかない、吹き出すチープさに圧倒されます。オレンジ色の「情熱価格」にヤバさが詰まってます。

ドン・キホーテ 電子コミックス 読みまくリーダー
発売日に店頭に伺ったのですが、まずどこに売っているかわからなくてヤバいです。ドン・キホーテってそんなに行かないので商品の陳列ルールがわからなくて、それに加えてあの圧迫陳列。

決め打ちで買いに行くなら速攻で店員さん捕まえて聞きましょう。私は店員さんに聞いてから商品が手元に届くまで15分かかりました。まさかの店員さんも知らなかった。

ドン・キホーテ 電子コミックス 読みまくリーダー (6)
充電器とケーブルといった最低限の付属品です。コストダウンの為には仕方ないでしょう。

電子コミックス 読みまくリーダーの外観

ドン・キホーテ 電子コミックス 読みまくリーダー (2)
背面デザインはこんな感じ。公式サイトの画像ではわかりにくかったのですが、プラスチックをシルバーに塗装した安っぽい印象です。実際安いんですけど。技適とシリアル番号はシールで貼り付け。

ドン・キホーテ 電子コミックス 読みまくリーダー (5)
各種ポートには丁寧に印字があります。全然スタイリッシュじゃない。

ドン・キホーテ 電子コミックス 読みまくリーダー (4)
背面と前面の継ぎ目がわかる感じからも安っぽさが醸し出されています。

電子コミックス 読みまくリーダーのホーム画面とプリインストールアプリ

電子コミックス 読みまくリーダー レビュー (4)
初回セットアップ直後のホーム画面。スッキリ。

電子コミックス 読みまくリーダー レビュー (3)
プリインストールアプリ一覧もスッキリ。「Google Go」や「Maps Go」はAndroid Go Edition向けのもので、いわゆるウェブアプリです。タップするとChromeが起動してブラウザ上で動作します。

ストレージ容量が少ない端末向けで、Maps Goはカーナビが使えないなど制約も少なくありません。

ストレージ容量が少なすぎてヤバい

電子コミックス 読みまくリーダー レビュー (1)
Android Go Editionを搭載することで16GBの割にはむしろ余裕がある方です。電子書籍端末として活用するならmicroSDの使用は必須と言えます。

セキュリティパッチが2019年6月5日でヤバい

電子コミックス 読みまくリーダー レビュー (5)
購入時点でセキュリティパッチレベルは2019年6月5日。今後のアップデートも期待できなさそうです。

5GHzのWi-Fiに対応しててヤバい

電子コミックス 読みまくリーダー レビュー (2)
カタログスペックでは非対応なはずのWi-Fi 5GHzを拾っています。

AnTuTuベンチマークが動かない

スペックの指標を確認するためにAnTuTuベンチマークをインストールしましたが、テストを開始しても一向に進みません。困った。

あまりにも少ないアスペクト比4:3のAndroidタブレット

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電子書籍の閲覧といえばAmazonのKindleおよびFireタブレットが有名です。Kindleは電子ペーパーディスプレイを搭載したことで長時間の読書に最適と謳っていますが、モノクロです。マンガを閲覧する場合、やはりカラーページはカラーで読みたいわけで、するとKindleは候補から外れてしまいます。

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FireタブレットはAndroidをベースとした独自OSを搭載した製品群。カラーディスプレイですがこちらはアスペクト比が16:9や16:10などの縦長(横長)です。これはAmazonプライム・ビデオなどの動画コンテンツ消費も想定したものなのでしょう。

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OSにこだわりが無ければ最初からiPad一択というのがこの悩みへの回答なのですが、どうしてもAndroidタブレットでアスペクト比4:3が欲しいのです…。

アスペクト比4:3を採用したASUS製品「ZenPad S 8.0」「ZenPad 3 8.0」「ZenPad 3S 10」などが存在しますが、2016年に発売されAndroidバージョンも7止まり。後継機種が存在しないことが悔やまれます。

ドン・キホーテ 電子コミックス 読みまくリーダー (7)
パッケージに『アンドロイドタブレットでは、なかなかない「水銀比」に近い4:3比率サイズ』と明記しているあたり、こういうニッチなニーズがあることを理解して製品を販売したことが伺えます。個人的には「よくぞ製品化してくれた!」と喜びたいのですが、いかんせんスペックが厳しすぎます。

電子書籍を閲覧することだけに使うのであればアリかもしれませんが、手頃なサブ機みたいな感覚で手を出すと痛い目に遭います。電池もすごい勢いで減ります。

同じ予算でもAmazonのFire HD 8ならまだ他の用途でも使える余地があります。

電子コミックス 読みまくリーダー 電子書籍 (1)
電子書籍の閲覧に関して深堀りしたレビュー記事も公開しました。あわせてご覧ください。

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