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新型スバルXVの購入に合わせてカーナビも組み込みました。スマホを使えばタダでも十分使えるカーナビアプリはたくさんありますが、あえて購入を決めた理由と使ってみた感想を書いていきます。

車の買い替えやカーナビ導入を検討している方への参考になることを祈っています。

スバル車向け「DIATONE SOUND. NAVI NR-MZ200」

購入時に選択したのは三菱電機のダイヤトーンです。スバルXV向けにはいくつかの選択肢が用意されていましたが、数ある中で担当の方のおすすめがこちらでした。画面の綺麗さや使いやすさからこれが良いとのこと。初めてのカーナビなので何とも比較できませんが…。

スバル車向けは独自型番のモデルでNR-MZ200とNR-MZ200PREMIの中間的な存在でしょうか。基本的には似たようなスペックです。

総額30万円の大きな出費

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カーナビ本体にETC 2.0やリアカメラなどに加え、取り付け工賃込み込みで約30万円となりました。相場がどうかはともかく、随分と大きな出費です。

30万円もするカーナビを導入した理由

スマホのカーナビアプリで十分じゃないかというのはもっともな話で、私も今まではGoogleマップやカーナビタイム、Yahoo!カーナビなどを活用していました。しかもほとんどのシーンで満足できる完成度でした。それでもカーナビを買った理由ですが。

  • 位置情報の精度
  • ナビゲーションの遅延
  • ナビゲーションの安定感
  • EyeSightとの兼ね合い

スマホのGPSだけを頼りにしたナビゲーションでは微妙なズレや遅延が発生します。微々たるものとはいえ、普段から使っていると少しずつストレスを蓄積することになります。

Googleマップのナビ機能が顕著ですが、自動車で通ることが困難なルートを案内することがあります。他にも信号1つ避けるために脇道に逸れたりとか…。

また、スバルXVに登載されているEyeSight ver.3の誤作動対策としてダッシュボード上にホルダーを自由に設置できません。スマホやタブレットを固定する手段が限られます。

歴史あるカーナビとしての使いやすさ

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大きくてわかりやすい表示とアイコン。タップを主とするUIは長い期間を経て熟成された”カーナビらしい使いやすさ”だと感じました。

一方で私のような「スマホに慣れ親しんでいるけどカーナビは初めて」という人間には慣れが必要でした。

スマホの使い勝手を取り込もうとしている

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メニュー画面を表示しました。各アイコンをタップすることでそれぞれの機能や階層に潜れます。また、左右にもページがありスワイプで遷移できます。

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横長のディスプレイなので左右スワイプは容易です。

音楽再生時のスクロールが苦痛

”スマホらしい操作性”を意識しているのか、時折スワイプ操作を要求されます。先ほどの画面遷移のスワイプはまだマシですが、音楽再生時の楽曲選択は上下のスワイプです。横長のディスプレイにおいて上下のスワイプは行いにくく、なおかつ画面追従もワンテンポ遅れます。これが非常に使いにくく、苦痛に感じます。

絶望的なソフトウェアキーボード

多機能化の結果、スマホとのBluetooth接続だけでなくWi-Fiも利用できます。地図情報の更新や渋滞情報もこれで取得できるそうで。そうなってくると必然的にパスワードなどの文字入力という作業が出てきます。メールアドレスやIDを入力する機会もありました。

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目的地検索の際の日本語入力キーボードがこちら。五十音順ですがタップ数を最小にするための工夫とも言えます。

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そしてこちらが英語キーボード。左詰めで11文字で改行、計3行のキーボードです。これがもう抜群に使いにくいのです。QWERTY配列にするのってそんなに難しいでしょうか…。

近い将来、淘汰されそう

現時点でカーナビが持っている優位性はそう遠くない未来にスマホのカーナビアプリに追いつかれそうです。Android Autoは文字通りAndroidスマホの操作性と洗練されたUIを備えています。カーナビとしての機能も凄まじい勢いで向上させています。

NaviConでスマホと連携!ちょっとでも快適に使おう

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NaviCon おでかけサポート:Google Play

NaviConはデンソーが提供するカーナビ連携サービスです。スマホアプリをインストールしてカーナビとBluetooth接続することでスマホ側から位置情報を転送できます。

車内で操作しにくいカーナビと格闘するより、スマホで目的地を検索して転送をかけたほうがよっぽどスマートだと思います。

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今のところベストな使い方はGoogleマップで検索。共有→NaviConに飛ばしてカーナビに転送。といった感じです。これならGoogleアカウントにマイプレイスとして登録もしておけますし、自宅のPCなどで下調べも可能です。

これのおかげで「スマホの操作性とカーナビの安定感」を上手い具合に両立できてるかなぁと思っています。

30万円もしたのにWVGAか…とか、文句を言い始めるとキリがない気がしますが、コスパはともかくそれなりに便利に使っています。スマホのカーナビアプリで十分だと感じる方も少なくないと思いますし、2DINの穴を埋めるならディスプレイオーディオといった選択肢もあります。

ちょっと調べてみたらすぐ出てきました。Android AutoとCarPlay両対応で4万6000円程度。近い将来はこういうのが主流になってる気がします。